海外に行けば英語が伸びると思ってますか?語学留学の実態を切り刻む真実の暴露コラム
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ESLの殻を破る

カテゴリ: 語学留学の実態

普通の語学留学生は、現地にネイティブの友達が要る訳でも無く、大学に通う予定や働く予定も無い。こんなコネの無い留学生がESLを脱出して社会に溶け込むのは、実はなかなか難しい。ESLに通うだけであまり行動しなかった為、喋った事のあるネイティブは学校の先生か買物した時のレジ位・・なんて寂しすぎる。

淡い幻想そんな訳でネイティブとの関わりが少なく悩んでいる留学生は多いのが現実です。これから留学する方は、こういった実情を頭に留めておいたほうが良い。海外にいけば自然とネイティブスピーカーに囲まれ英語はグングン上達・・という淡い幻想は持ってはいけない。ここはもっとハングリーに行こう。

で、ESL以外でネイティブと何かしらの関わりを持つ方法ですが、まずポピュラーなのはチューターをとったり、会話クラブ等の少人数のお喋りクラブに参加したり、またボランティアの機会を探して参加したり、コミュニティセンターや個人が開催している「お稽古」(スポーツ、ヨガ、趣味系など)に通ってみたり。気の合うホームステイ・ホストに出会い、彼らとの交流が深まる中で知り合いが増える事もあります(知り合い経由で人の輪が広がる人間関係が好ましいサイクル)。ネイティブスピーカーとエクスチェンジ(お互いの言語を教えあう)できる相手を見つければラッキーですが、一部には女性目当てのネイティブ男性もいるのでご注意。

また多くの教会で留学生や移民向けに無料の会話クラスの様なものを用意している所があります。ただ聖書の読書会みたいな物も多いので、クリスチャンの方が溶け込み易い事が多い。・・しかし同じ宗教を信仰する人が世界中に居ると言うのは、よくよく考えるとすごい事ですな。すぐに輪に入れる仲間が世界中にいるんだから。

Hiとにかく重要なのは、勉強から趣味まで色々な角度からチャレンジしてみる事に尽きる。語学学校の殻に閉じこもらず、是非その習った事を外で試す機会をたくさん作ってみよう。ESLで習った事は留学生相手に使う為のものじゃない。自分の知識をネイティブスピーカーに試し、そして返ってきた相手の言葉からもたくさん事を学ぶ。こうやって生活の中で身についていく英語が本物の英語なのだから。

私のケースだと、これまでESL以外で少なからず関わりを持ったカナディアンは、チューターや会話クラブで知り合ったケース、友人経由で紹介してもらったケース、カレッジのLanguage Exchangeでパートナーになったケース、ボランティアに参加した時に会った人、ホスト経由で知り合った近所の人・・といった所でしょうか。もちろんホスト自身も私の貴重な「会話の先生」でもありました。(ホストが英語をわざわざ教える・・って事はありませんが、彼らの会話から何か盗もうとアンテナを張っていると学ぶ事は非常に豊富。色々学ばせてもらいました)

またESLの後にビジネス学校といった専門学校に通うのは、ESLのぬるま湯やそこから来る惰性・怠惰をリフレッシュするのに丁度よい。都市部のビジネス学校等は留学生ばかりの所も多いが、英語を通して別の何かを学ぶ・・というスタンスは重要。つまり英語を無意識に使う・・とでも言うのでしょうか。これを繰り返す事で英語を使う事が自然と生活の一部になってゆき、広範なボキャブラリが形成されてゆく。語彙を増やす事はあなたの英語力の裾野を広げる意味で非常に重要です。
※しかし専門学校に行くという「形」で自分を満足させないように。

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