◆管理人の留学も斬る!【まとめ】
さて約一年半のカナダ滞在を通した英語力の変化・向上について見つめ直してみます。 ■フレンズが自分の英語を変えた さて留学期間の後半に入って、突然狂ったようにハマったものがあります。それはコメディドラマFriendsです。カナダに来た頃からよく耳にはしていたが肝心のドラマは真剣に見た事が殆ど無かったのだが、カナダ滞在も一年を超えたあたりから急にのめりこんでいったのです。何がきっかけだったかはっきり覚えてないが、恐らくキャラクタ6人の個性がわかって来た頃にその面白さに気づいたのだと思う。 ■英語力の変化
【語学学校時代】カナダに来て初めの8ヶ月はバンクーバーの語学学校に通い続けた訳だが、この期間はひたすら基礎を積んだ感じで、著しい英語力の改善は見られなかった。しかしこの期間に学んだ英会話の基礎はその後のステップに大事な土台でもあった。ボキャブラリ(単語だけで無く、フレーズ・イディオムといった表現なども)や文法など、喋る上でかかせない知識は常に増え続けた。会話もたくさん機会を持ったが、リスニングとスピーキングは「んー、少しは上達したかな・・?」という程度の実感である。【チューター】その後の英語上達のスタートダッシュをきらせてくれたのは日本人チューターで、発音やリーディングの基礎を丁寧に徹底的に学んだ結果、自分のスピーキングに対し強い意識を向ける事が出来た。その後もずっと同じレベルの意識を保ち続けられた。ある日突然「R」の発音をマスター出来たのもこのおかげかもしれない。日本人に特に難しいRの発音は「まぁ出来ているかな・・?」と思っている程度では本当の音には程遠いはずである。舌の筋肉の動かし方が正しく出来ると明らかな違いが分かるからである。私の場合、色んな単語でRの音を試している時に、ふとした瞬間から「あ、これだ!」とわかったのでした。カナダに来てかれこれ一年は経っていた頃のお話・・ 【片田舎でより英語環境に】片田舎のカレッジ付属ESLに通い始めてからは、日本語を口にする機会が著しく減り、それも手伝ってか徐々に英語力の伸びを肌で感じるようになってきた。ただし、日本語を「喋る」機会は確かに少なかったが、HP運営やネットを通して「書く・読む」量は相変わらず多かった。またネイティブとの会話機会が著しく増えた・・という訳でも無い。日本人と話をする機会が極端に減ったのである。 付属ESLでは会話自体を伸ばす要素は少なかったが、ホストファミリーや友達、チューター、そして中毒にもなりかけたテレビ(特にフレンズ)等の「英語生活の環境」が自分のOral Englishを引き伸ばしてくれた。特にフレンズ中毒になってからは聞こえがより自然になり、この頃から留学生英語を脱する事が出来た気がする。 【カレッジでの経験】カレッジのクラスではとにかく多くのボキャブラリの獲得と、そしてリスニングの上達。更には先生や生徒の会話から盗んだ「生きた英語」が大きな収穫であった。とにかく本を良く読まされたので、この経験で長文を読む事の恐怖心は幾らか無くなった。私立語学学校のようなぬるま湯では無く、背水の陣を敷くかのような強いプレッシャーの下に立った方が英語は必ず伸びる。 【留学を終えて】そして現在(これを書いている時点でカナダ滞在2年半、トロント在住、エージェント関係の仕事してます)は、仕事の関係で学校関係の人と話す機会は多いが、生活の7割はほぼ日本語を喋る状況。ただしCNNを一日中付けっ放しにしてニュース中毒になっています・・。日本でもそうだったが、ニュース番組で最新の情報を自分に流し込み続けているとどこか安心感があるのです。ニュースはリスニングがかなり鍛えられます。やっぱり好きで見ていると吸収力が違う。他にも幾つかのアニメ(シンプソンズ、そして同じ作者のFuturamaというアニメなど。ドラゴンボールは殆ど見ません)や、フレンズ以外のコメディドラマも見るようになりました。テレビ無いと私は死んじゃいます(^-^;) ■留学後の英語力は・・? という事で実質TOEICの準備をしたのは留学も終えて、受験前の一ヶ月間ほど。この時点でTOEICは何章あって、どういう問題が出るのか・・も殆ど忘れていました。とは言えこの一ヶ月弱の期間で問題集を裁きまくって本番でのリズムを作るように努めた。留学前に受けた時は650点。その際はリスニングも後半はパニック状態、リーディングパートは「最後の問題までは到達しないように設計されている」と思い込んでました(笑) ところが帰国して改めて受けてみればリスニングは笑っちゃうほど簡単に。リーディングも最後まで終わって、見直す余裕まである始末。前回との違い振りに感動モンでした(^^;) スコアも気づけば915点。んー、さすがに大台を越えると気持ちよいです。 【本当に得た英語力】 留学の評価はTOEICで計れるものでは無い・・と言うのは留学生の誰もが理解しているはず。確かにTOEICのスコアアップは非常に嬉しかったが、実際にもっと自分の中で変わっていたのはやはりスピーキングである。 私の英語も帰国子女のバイリンガルと比べれば留学生英語の延長線を超えてなく、喋るとまだまだボロの多いブロークンイングリッシュである。これは日本語でも似た部分があるので、私の言語能力の限界かも・・とも思うが(^^;) ただ、例えばEnglish Onlyの学校内では日本人からも「どこの国の人ですか?」と聞かれる事も多い程日本語アクセントから脱却出来たという確信がある。やはり不自然な英語を発する事も多いが、聞こえはいっぱしの英語に聞こえるようになったという事だと思う。恐らく日本で英会話をしていては一生得られなかったスピーキングの向上。留学で得た英語とはこれだけで語れないが、カナダに来た事で、確かに前へ進む事が出来た。今後もどんな場所でどんな仕事をしようとも、生涯の学習として英語には精進していきたいと思っている。 | ||||||||
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