海外に行けば英語が伸びると思ってますか?語学留学の実態を切り刻む真実の暴露コラム
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アジアに負けるな!

カテゴリ: メッセージ

「英語圏に行って、英語社会にまみれ、白人のネイティブスピーカーと知り合いになって、英語ペラペラになる。」

こんな、なかば先入観にまみれた目標も、語学留学の動機としては悪くはない。英語を身につけて自分を変えたい、違う世界を見てみたい、という気持ちあってこそ、人を留学に突き動かすのである。

ただ私が学生だった頃から感じるのだが、留学中は英語とか白人とか言う前に、もっと身の回りで感じる事はないのだろうか??

例えば、語学留学してる間に出来た友達から、アジア諸外国の勢いを感じないだろうか??アジア人に囲まれたとき、自分を含めてなぜか日本人は子供っぽく見えることが多かった。シャイで発言する事が苦手な日本人は、まぁ角度を変えて言えば冷静なのかもしれない。でも、それだけじゃない。何かに注ぐ情熱、行動力、発言力、勢い・・ それらの点で他国の人に圧倒されがちに思えてならない。

韓国は徴兵制がある関係で、心身のたくましい男が多い。情熱的で行動も早く、友人関係や上下関係、信頼を重視する。台湾人も、日本人に感覚が近いながらも、自分の意見や意思というものがはっきりしっかり人が多い。カレッジ付属ESLに居た頃にあったインドネシア人も、まわりの人間が子供に見えるようほど自信をもった行動的なやつだった。他にも、タイ、ベトナム、インドなど、印象強くて忘れられないような人ばかりに出会った。とにかくスピード感があって、意思も強い。それが私の彼らに対する印象だ。

とにかく他のアジア人と比べると日本人は

勢いが足りない。強い意思に欠けている。

そんな印象ばかりである。

実際、知人の投資家やビジネスマンから聞くのだが、アジアの新興都市へ行くと、その勢いや情熱にびっくりするという。世界経済で日本が注目されなくなり、アジア新興国の強さ・勢いのあるニュースばかりを耳にする時代になった。香港やシンガポールなどへ行くと、若い企業家がガンガン増えて、すさまじいスピードで新しいビジネスをどんどん始め、彼らの行動力や勢いもハンパないと言う。

アジア人のこういう気質や勢いに触れるのは、日本人にとって素晴らしいことだ。自信過剰だったバブルを経て空白の10年、20年、気付けばアジア諸外国に完全に勢いで抜かれてしまった日本。意外な事に語学留学に来た英語圏でそんなアジアの勢いを知る事になる

語学留学だからと言って、単純発想でネイティブスピーカーに目の色を変えるのでは無く、もっとアジア人からも学んでみてはどうなんだろうか?語学留学にきて英語を伸ばすなんて当たり前すぎる。もっとアジアや世界からくる「人間」に刺激を受けて、気付き・情熱・意思を自分の中に沸き起こしてみてはどうだろうか?ここから、日本人が世界基準を持ち、競争力のある「意思」が生まれてくると私は感じてならない。

最近増えてしまったアジア内の政治のぶつかり。日本に留まりながら日本発信のニュースを見て、そんなわずかな情報で他の国があーだとかどうだとか。そんな事言ってるより海外に来て、アジア人と直接関わって、ぶつかって、友人になって、そんな「生の経験」を通してアジアを感じてみて欲しい。

語学留学にきて、文字通り本当に英語しか学ばなかったら逆に意味がない
世界中の留学生が集まり、ここはまさに「地球の縮図」の中に居るようなもの。
日本国内のぬるま湯の中では体験できない、非日常・非常識な世界。

英語以上に学ぶものがある、それが本当の「語学留学」の醍醐味なんだと私は思っている。

ただ英語ばかり気にして生活してた人。
他に何か感じる事は無かったの?と聞いてみたい。

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