海外に行けば英語が伸びると思ってますか?語学留学の実態を切り刻む真実の暴露コラム
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「暗記」では無く「記憶」するためのコツ

カテゴリ: 現地の学習法

語学習得には、ひたすら覚える、という作業も避けて通れない。
覚えると言っても、試験前夜の勉強のような「暗記」 ではなく「記憶」として残る学習が必要だ。

何かを記憶する時は、「イメージ」をくくりつけて覚えると効果的である。

多勢ところで、ESLに通い始めると、ほんとーーーーににたくさんの学生と会う。名前が似てる人も多いから、覚えるのは意外と大変だったりする。(特に私は名前を覚えるのが苦手で・・・)こういった時は、名前から連想される別のイメージ(例えば地名とか野菜とか)を利用するといい。とにかく イメージをくくりつけると覚えやすい。覚える事が単純に増えそうな気もするが、実際は、左脳だけでなく右脳のイメージを利用する事で、脳の負担をもっと少なくして覚えられるのである。
英単語やイディオムの場合も、同じ話だ。単純にまるまる暗記しようとするのでは無く、既に知っている何らかのイメージと結びつけて覚えると効率がよい。

しかし実際のところ、英語を学ぶときに「んな事いちいちやってられねーヽ(`Д´)ノ」って思う人が多いだろう。そこで、一番現実的な記憶法は、誰かに英語で意味を教えてもらう事。その時に印象的な教え方をしてもらえば、なおよし。

とにかく、

一人だけの作業で覚えようとしない

という点が、記憶することのポイントだ。

授業学校だったら、楽しい授業をしてくれる先生、身振り・手振りをして、小話とくくりつけて教えてくれる先生などがとてもいい。その時の映像が頭に残るので、脳に記憶が定着しやすい。その後は反復で何度も使用する度に記憶がしっかりと刻み込まれてゆく。 多くの人と交流する人の英語上達が早いのも、こう考えると納得がいく。

暗記→反復学習→記憶というプロセスではなく、初めから映像と一緒にくくりつけて記憶として頭に書き込む。何千・何万という単語や表現を学ぶ必要のある語学では必要なメソッドではないだろうか。

【余談】
円周率を何千・何万桁も記憶してる達人の話を覚えている。その人も実は影で大変な努力をしていて、地道に一桁一桁の記憶作業を繰り返していたんだそうだ。そのやり方は、一旦覚えて、忘れそうになった頃もう一度同じ事を記憶する。これを繰り返すと記憶が刻み込まれていく。ある本で読んだのだが、記憶のメカニズムには忘却曲線があって、つまり一旦覚えた事を人間は二次曲線状にだんだんと忘れて行く。これは脳の正常な働きなのだが、この「だんだん忘れて行く」過程でもう一度覚えた事を確認するのが重要なのだ。英語もとにかく覚えた単語・表現は会話の中で使うよう努力する事が重要なのだろう。

もう一つ雑談交じりで書いておくと、人間がマスター出来る言語は一般的に三ヶ国語が脳の限界 だと聞いたことがある。四ヶ国語目を学ぼうとすると既にマスターしたそれ以外の言語のバランスがくずれるとか。これはあくまで一般論で、もっと多くの言語を完璧にマスターしてる人も多くいるわけですが、脳みその限界にチャレンジした人は、いったい何カ国喋れるんすかねぇ・・?

第二言語の習得を、人生の大イベントとして学びに海外へ行く我々としては、そんな多言語な人は羨ましいかぎり・・

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