カナダ留学・ワーキングホリデー

カナダ航空券

昔からビザと並び掲示板の疑問・質問トップとも言うべき航空券。ビザによって注意点が違ってきますので、自分のビザの場合どういったルールがあるのか知っておいた方が得をします。特に疑問が集中する幾つかの点をピックアップしました。またマイレージプログラムについても経験談ベースで触れてみたいと思います。

航空券の種類

ノーマル航空券

航空券の一番基本となるチケットです。定価の航空券と考えればよいでしょう。発行日より一年間有効で、予約変更や経路変更、また航空会社変更や払い戻しも可能です。最も柔軟性の高い航空券ですが、他の種類の航空券と比べて値段は一番高くなります。

格安航空券

いわゆる格安航空券には、FIXとOPENという二つの種類があります。これらは旅行代理店のみで購入可能で、航空会社から直接購入する事は出来ません。早くて半年前から販売されますが、旅行代理店によって販売時期はバラバラです。

■フィックス航空券(FIX)
購入時に往路・復路両方の日時や便が指定されており、変更が出来ないタイプです。一週間FIX、10日FIX、30日FIXといった具合に販売されており、滞在期間が短いほど安くなってきます。FIXチケットは帰国便の変更が出来ないため、何らかの理由で帰国日が変わった場合、復路チケットを捨てる事になり無駄になってしまいます。従って短期で予定変更も無い場合はFIX航空券が向いています。融通が利かない代わり、他のどの航空券よりも安く手に入る傾向にあります。

■オープン航空券(OPEN)
予め帰国便が手配出来る最長の期間が設定され、その範囲内で帰国便を後から変更できる航空券です。30日間・60日間・90日間OPENや一年OPENなどの長期もあり、現地に着いてから帰国日を決めたい方に向いているチケットです。柔軟性の高い航空券ですが、価格はFIX航空券よりも高くなります。また有効期限が短いほど安く、長いほど高くなります。

PEX航空券

PEX航空券とは、航空会社が独自に販売する正規割引航空券です。格安航空券は旅行代理店しか販売できないのに対して、PEXは航空会社からも購入が出来ます(旅行代理店でも購入可能)。JAL悟空やエコ割引などがPEX航空券にあたります。最も安いチケットを比べると格安航空券には負けますが、近年はPEXの方が安くなる事もあり非常に割安感が出てきました。加えてPEXは正規運賃であるため、格安航空券と比べて予約確定の面やマイレージ加算率もよく、全体的に格安航空券よりもよい条件のチケットです。

安く購入するには?

航空券代を抑えるには、何より早めに購入する事に尽きます。特に繁忙期となる夏休み時期、年末年始、ほか連休の時期に出発が重なっている場合、安いチケットは随分前から確保されてしまい、時期が迫るほど手に入れる事は難しくなります。またPEX航空券の場合も早く購入するほど安くなる「早割」のシステムもあります。

なお復路を現地で購入するつもりでも、渡航時は片道より往復航空券の方が安いケースもあります。復路チケットを破棄するつもりで往復チケットを購入される方もいますが、旅行会社や航空会社によっては無断破棄はペナルティ(罰金など)を与えるケースがありますので、ご注意ください。

他にも、直行便よりも経由地を多くした方が、面倒ですがチケット代が安くなる場合もあります。例えばカナダ行きチケットは、直行よりもアメリカ経由・アジア経由の方が安く手に入る傾向にあります。

片道or往復?

「観光ビザ」の場合

帰りのチケット所持が入国の条件と思って下さい。帰りの航空券が無い場合、カナダ大使館がHP上で言うには「本人の責任において復路の交通手段とそれにかかる経費確保の証明」が必要と言っています。要は銀行の残高証明などですね。ですから帰りのチケット無し、残高証明も無し・・では入国拒否をされても文句言えません。入管で復路のチケットについて聞かれない場合も稀にある様ですが、ほぼ聞かれると思って下さい。別室へ連れて行かれ、説得の説得を重ねて何とかパスしたという話もよく聞きます。エージェントに来てもらってすったもんだの末入国させてもらったって人もいます。一度疑われてしまうと、正直言って残高証明がどこまで有効か何とも言えません。悪いことは言いません、とにかく往復チケットで入国しましょう。

「ワーホリ」の場合

ワーホリ申請を管轄する在日カナダ商工会議所のHPに以下の様な説明があります。

カナダでの滞在が一時的なものであることの説明として、往復の航空券をお持ちになることをお勧めします。もし片道の航空券で行かれる場合は、カナダ出国に必要な旅費を持っていることを証明する必要があります。

つまり観光ビザと同じような断り書きがあり、基本的に復路が必要と言っています。ところが経験者の話を聞くと、片道チケットで入国してもすんなりパス出来たというケースばかりのようで、事実上はお咎め無しの様です。私がワーホリで入国した時も、復路チケットの事なんざかすりもしませんでした。
ただこれらはあくまで過去の実績であって、公式には上記の断りの通りですし、国際情勢やイミグレの方針次第でチェックが厳しくなるかもしれません。片道で100%OKとは言い切れません。片道を使う場合は最悪でも残高証明(最低でも帰りのチケットを購入出来る額)のコピー等を安心材料として持参する方が安心でしょう。

「学生ビザ」の場合

学生ビザには帰りのチケットうんぬんといった決まりは特にありません。と言うよりもビザ申請時の資金証明には往復の旅費を含んでいる・・という前提なので、一度ビザさえもらえば、帰りのチケットがどうこう・・とゴタゴタ言われる事はまずないでしょう。片道でも往復でも、自分の好きなチケットを手配しましょう。

片道破棄

日本から北米への航空券は非常に高いので、チケット購入時に浮上してくるのが短期格安航空券。一週間・10日間FIXなどスケジュール変更が出来ないチケットは一般に安く手に入るので(下手したら正規の片道チケットより安い)、これを購入してカナダへ渡り、帰りのチケットは使わず破棄するという技。この手を使う場合、色々と心配事が出てきます。ここは以下の様な点に注意して下さい。

チケットの購入時

旅行代理店で買う時などは、片道破棄するつもりでも多くを語らず黙って買いましょう。「破棄しまーす(^O^)」なんて購入時にのたまってしまうと旅行代理店はいい顔しないし、売ってくれないかもしれません。我々がチケットを破棄すると 、航空会社は空席を一つ作ってしまう訳です。これは航空会社側からすれば「損」にあたる訳ですから、チケットを販売する旅行代理店にはこういった事が無いように通告していると思われます。特に格安のFIXチケットは往復旅行が前提のため安く設定されている訳で、安さを利用して片道破棄は基本的にルール違反である事を心の隅に置いておきましょう。

入国時(チケットと滞在期間の矛盾);観光入国の場合

短期FIXを購入し復路破棄のつもりだと、復路チケットの日付と滞在したい期間が矛盾を起こす事になります。ここでは復路チケットが重要である観光ビザの場合特に気をつけましょう。復路チケットと希望滞在期間(入国カードに記入)が違っててもチケットを見せずにパスしたケースもあれば、矛盾点を突かれて個室に連れて行かれ説得の末パスしたケース、また個室での説得がうまくいかずそのまま強制帰国させられたケースも本当にあります。従ってこの矛盾に対する対応を考えておかねばいけません。

①嘘をつく
楽な対応方法としては多くを語らずチケットの予定通り滞在すると言って(書いて)おくという手が一番スムースと言えます。学校に通うつもりでも余計な事は言わず、おとなしく黙ってましょう。滞在期間についてを書く事になりますが、通常は無条件に半年間の滞在許可をもらえますから、いったん審査官さえパスすればこっちのもんです。(過去にパスポート関連のトラブルがあった人はこの限りでは無いかもしれませんが)疑心で満ちている入国審査官をやりこなすには、余計な事は言わないのが一番。

②正直に言う
もう一つの方法として、正直に滞在期間を書いて、矛盾点を突かれた場合にだけ「このチケットは安いから買ったがキャンセルする予定。帰りのチケットはカナダで買いなおす。」と残高証明も使って正直に言う手もあります。実際にこれで入国出来た人もいますが、イミグレ(空港内の移民局カウンタ)に行かされて手間取った人もいます。このやり方では審査官の個人的判断やその時の国際情勢等によって対応は変わる可能性はあります。

審査官さえ通過すればどっちの手段を使っても同じなので、前者の方法でスムースに通過するのが得策と言えるでしょう。でも嘘をつく事に抵抗がある人は正直に帰国日を申告し、「矛盾点を聞かれた時だけ正直に答える」のも手かもしれません。


復路は破棄?キャンセル?

さて入国後、帰りのチケットは黙って捨てるか、キャンセルの一報を入れるかどうか?という選択が出てきます。無断で破棄した場合ですが、航空会社によってはペナルティを設定していて、ブラックリストに載ったり旅行代理店経由でクレームが利用者へいく事が実際にあります(日本からカナダへ行く航空会社では聞いた無いですが)。また代理店の購入契約に「無断キャンセルは罰金幾ら・・」って明示している代理店すらあります。帰りのチケットを使わないなら自分の責任で航空会社にキャンセルを連絡をしてくれと言う代理店もあります。しかし実際に無断破棄しても利用者までクレームが行く事はまれです。

上記でも説明した通り破棄は基本的にはルール違反であり、色々なケースを総合すると早めに航空会社にキャンセルの一報を入れる方が親切と言えるでしょう。キャンセルで罰金は発生しないか?って疑問ものぼってきます。代理店によっては独自にペナルティを決めている所もあります。航空会社が課すペナルティの場合はチケットの種類に寄るみたいなので、心配であれば念のため聞いておくとベストだと思います。心配であれば、例えば旅行代理店に「予定通り帰国する予定ですが、もし事故にあって帰りのチケットを使わなかったらどうなりますか?」などと聞いてみましょう。「正規運賃との差額を請求されるんじゃ?」って心配の声も聞きますが、実際のところ今までそういったケースを聞いた事がありません。特に早めにキャンセルしておけばそのリスクも低くなるんじゃないでしょうか。心配意見が出るだけで、実際にペナルティを受けたって話を聞かないのが実際の所です

カナダで帰国便の購入

さてビザ種別のいかんに関わらず帰国のチケットを現地で購入しようとする人は多いです。ではカナダで購入する場合いったい幾らするのでしょうか?またどうやって購入すればよいのでしょう?

どこで買う?

カナダの市街地には旅行エージェントがあります。バンクーバー・トロントならたくさんありますが、よく見かけるのはFlight Centerという旅行会社ですね。また他にもTravel CutsSTA Travelという所、他にも色々あるでしょう。ただし概してカナダの旅行会社は高いです。Flight Centreなんかは店頭で激安チケットの値段表を貼っていますが、あの激安チケットは非常に限られた条件でないと購入出来ないので釣られてはいけません(^-^;)

安く購入したいなら何と言っても現地の日系旅行代理店がよい。またチャイナタウンのチケット屋でも安く手に入りそうですが、私は尋ねた事が無いのでなんとも言えません。
例え支店があなたの都市に無くてもメール・電話などでやりとりしてチケットは郵送で送ってもらえます。支店が遠隔地の場合、支払いは通常マネーオーダー(郵便為替)を支店に送る形になります。マネーオーダーは郵便局に行ってお金だけ払えばすぐ購入出来るので簡単、IDも要りません。

では幾つか日系の旅行代理店をご紹介。メールで問い合わせ可(オフィスは全てバンクーバー)。
IACEトラベル
H.I.S. Canada
Kent Travel
JCBプラザ

お幾ら?

Flight Centreやその他カナダの旅行代理店で見積りをお願いすると、バンクーバーから日本への片道でどこの航空会社を利用しても1000ドルは下らない値段しか出てきませんでした。頑張って900台とか・・。一方日系のエージェントにも同時にメールで見積りを依頼した所なんと600ドル台から見積りが出たのでびっくり(実際はこれに一割程のTAXがかかります)。

一般的にはアメリカ経由にした方がチケットは安くなる傾向がありますが、これはその時々なので何とも言え無いようです。特に帰国時は荷物も多い訳ですし、出来れば乗り換え無しで帰国したいものです(アメリカの入国審査も厳しくてめんどいし)。JALの直行便はAir Canadaや他のアメリカ経由便よりも高い傾向にありますが、時期によりけりで、シートセールが出ていればむしろ安く購入出来る事もあります。とにかく航空券を安く買うには早期購入がポイント。早めに問い合わせしましょう。

※航空券の値段はあくまで参考情報です。価格は常に変動しているのでご注意ください。

オンラインでカナダ航空券を購入

最近の航空券入手方法はネットを使ったオンライン予約が既に主流となっています。その理由は、わざわざ旅行会社まで足を運ばずとも家ですぐ予約出来るから・・と言う便利さだけではなく、ネットで探した方がむしろ安いうえ、条件に合うチケットがすぐ見つかるからです。急ぎの人にはなお便利。
とは言え格安にゲットするコツは何と言っても早期購入に尽きます。計画は早め早めでいきましょう!なおホテル手配も必要な方はホテル検索のページをご覧下さい。安くて条件の合うホテルにすぐ予約が出来ます。

それでは、数え切れない程あるオンライン予約サイトのうち管理人のお勧めサイトを紹介します。


ソニーグループのスカイゲート
ソニーグループの安心・格安・航空券予約サイトです。検索時にアライアンスや航空券種別(格安やPEX等)の指定もできて便利。他サイトと比較しても確実に安いチケットを発見する事が出来ます。もちろんその場ですぐ予約可能。全額払わなくても予約金のみで予約OK!間際の緊急発券チャージ不要(出発前日でも予約可能)。カード、銀行振込・郵便振替、eLIOなど支払方法も多彩で便利。安チケット探しとサービス内容では申し分無しの、安心・お勧めサイトです。 →→詳しくはこちらから


楽天トラベル「旅の窓口」
説明不要、ご存知楽天トラベルの「旅の窓口」で航空券予約が出来ます。片道・往復、航空会社など条件を指定してゆくと現在手に入る航空券を安い順に表示出来てとても便利。もちろんその場ですぐに購入可。簡単に格安航空券を手に入れる事が出来ます。


イーツアー
海外の格安航空券専門に扱う24時間オンライン予約サイト。日本最大の海外格安航空券サイトと自負するだけあり、操作性や情報量、検索できるチケット数など強みが多いです。ここもお勧めなサイトです。




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