海外送金の手数料、方法、比較

海外送金

留学海外出張移住で避けて通れない「海外送金」。大きな金額を扱うからこそ、ちょっとした方法の違いで大きな損をする事も。このページであなたに合ったオトクな方法を見つけ、お金を節約しましょう。

海外送金 基礎知識

海外送金
海外送金とは簡単に言うと「海外の銀行口座へお金を振り込む」事を言います。

【パターンA】他人へ送金する
留学先の学校やエージェントなど。

【パターンB】自分や家族へ送金する
既に海外に居る人(自分、家族)へ生活資金などを送る。この場合、本人が海外で口座を持っている必要がある。送金は日本にいる家族が行うのが一般的。自分がオンラインバンキングで送金できる事もある。

海外送金に関わる「コスト」

海外送金に関わってくる手数料は主に
  • 送金を行う銀行(日本)に払う手数料
  • 中継、または受取る銀行(海外)への手数料
の二種類があります。

また、その日の為替レート銀行の外貨レート(TTS)によって、受け取る金額に変化が出てきます。

海外送金の手数料
海外送金のコストに影響する3つの要素

送金手数料(送金元の銀行へ払うもの)

送金手数料は、銀行が独自に定めています。以下に示す各銀行の比較をご覧下さい。
リンクをクリックすると、その銀行ウェブサイトの手数料がわかるページが開きます。


海外送金手数料比較(2016年4月現在)
楽天銀行 750円
新生銀行ゴーレミット 2000円
SMBC信託PRESTIA
(元CITIBANKサービス)
2000円~
ゆうちょ銀行 2500円
三菱東京UFJ銀行 3500円
新生銀行 4000円
三井住友銀行 4000円
ソニー銀行 5000円
みずほ銀行 5500円
りそな銀行 6000円
ウェスタンユニオン(大黒屋などの代理店) 送金額による
(例)10万円まで:3000円、25万円まで:5000円など
※2016年1月より、原則マイナンバーの提示が必要となりました
※条件を満たさないと送金出来ないケースがあります。ここの表では、各銀行の送金手数料で最安値を提示しています。

【選択のポイント】
・口座を持っている銀行だと口座から直接送金出来るので便利。口座の有無で手数料が変わる場合もある。
・銀行によって送金にかかる時間に差がある。急ぎなら三菱東京UFJがお薦め(カナダの場合ほぼ一日で入金される)
・ゴーレミット、SMBC、新生銀行、ソニー銀行、その他一部の銀行は事前の登録作業が必要。急ぎの送金には向かない。
手数料だけで損得は決められない(後述)

中継・受取り銀行の手数料

忘れがちですが、海外送金では「受取り側銀行」でも手数料をとられます。額は相手銀行や、中継する銀行に寄り異なりますが、一般的に10~30ドル程度かかると考えていれば間違いありません。ついつい日本の銀行に払う送金手数料だけに注目しがちですが、実際はもっと手数料がかかるわけです。

この中継銀行・受取り銀行の手数料の引かれ方は
・送金額から自動的に引かれる
・送金時に予め支払う
のどちらかです。

送金時に中継銀行への手数料を払えば、入金される額をぴったり合わせられます。例えば学費など、金額が少しでもブレてはいけない時に便利ですね。

 

適用レート

為替レート 海外送金で適用される為替レートは、銀行が独自に定めるTTSレート(銀行が顧客に外貨を売るときのレート)が利用されます。TTSレートには最低限の手数料しか含まれていないので、このレートで両替する事に損はありません。 TTSレートは各銀行が毎日一回指定しています。レートは機関によって異なり、場合によっては十セント程度の違いも見られます。

海外送金でコストを考える上で最も影響があるのは、送金額が大きくなればなるほど損得に関わってくるのは送金手数料ではなく為替レートという事です。例えば100万円を送金する時に、1ドルのレートが1円ほど変わっただけで、1万円相当の差が出てくるのです(1ドル=100円前後の場合)。このように、大金を送る場合は、各銀行の送金手数料よりも、銀行の適用レートやその日の為替相場を意識する事が重要です。

銀行窓口で海外送金

実際の送金手続きは、日本にある海外業務を扱っている最寄の銀行で、送金手続きをするのが一般的です。

どこの銀行で送金をするか?

海外送金は、どこの銀行でも扱っている訳ではありません。まずは事前に、最寄の銀行で海外送金を扱っているかどうか、確認するのがよいでしょう。地方銀行や信用金庫の場合、送金を取り扱っていないケースもあります。また、仮に取り扱っていたとしても海外との取引を直接していない銀行では、大手都市銀行などを中継して送金する事になるため、送金手数料が結果的に高くとられてしまう事も多くあります。可能であれば、上記で述べた大手都市銀行を利用して送金するのがベストです。 手っ取り早いのは、ゆうちょ銀行かもしれません。手数料は抑え目で、多くの支店で送金を扱っています。

必要な情報

海外送金にあたっては、送り先の銀行に関する以下の情報を、事前に確認してください。
(送金には、必ずしも全てが必須という訳ではありません)

  • 銀行名
  • 支店名
  • 銀行番号(Institution Number) ※アメリカの場合ABAと呼ばれるコードを指す
    カナダの例:Bank of Montreal:001、Scotiabank:002、Royal Bank:003、TD Canada Trust:004、CIBC:010
  • 支店番号(Transit Number)
  • 支店住所
  • SWIFTコード(世界中の銀行を区別する8~11桁のコード。これが無い銀行はそもそも海外送金を扱えない)
  • 口座名義
  • 口座番号
  • 受取人住所

送金の手続き

銀行の窓口へ行くと、海外送金の申し込みフォームをもらえると思います。そこへ、上記で示した情報を記入します。 その情報と共に、送金額(日本円、または現地通貨)を窓口へ支払えば、送金は完了です。自分の口座がその銀行にあれば、そこから直接引き落として処理をしてくれます。 大手都市銀行であれば、数日で送金は完了します。
ちなみに、送金額を現地通貨で提示した場合は、支払うべきお金(円)が幾ら必要になるかを教えてくれます。

マイナンバーについて

2016年1月1日から原則、海外送金にはマイナンバーの登録が必要となりました。どこの銀行でも同じ事が条件として掲げられていますが、しばらくは制度の移行期間と捉えられているようで、対応は銀行によって様々です。すでに口座を持っている人は、マイナンバーを提示しなくても送金処理は出来ていますが(2016年4月現在)、いずれはマイナンバー登録なしに送金は不可能になりますのでご注意下さい。


楽天銀行で海外送金

ゆうちょ銀行での海外送金オンライン専門の銀行である楽天銀行では、海外送金がなんと手数料750円で、銀行からの送金では業界最安値です。手数料の安さも強みですが、なによりオンラインで送金出来る事事前に送金先の登録が不要である事などが特徴です。
例えば留学や出張ですでに海外へ行ったあと現地で口座を作り、そのあとに家族へ依頼しなくても自分で送金が出来てしまうという訳です。家族等へややこしい海外送金を依頼しなくても良い、という点が便利です。維持費も無料なので預金が底をついてもお金はかかりません。留学や出張の為に口座を作っておいていいかもしれませんね。

楽天銀行のメリット
  • 手数料が業界最安値
  • 事前に送金先の登録が不要
  • 口座開設の申し込みもオンラインで完結(申込書の記入や押印なし)
  • オンラインだから24時間、送金設定が可能
  • 楽天スーパーポイントが貯まって使える
  • 口座維持手数料・同行間振込手数料無料

なお、送金限度額が以下のように決まっています。大きな金額を送金する場合はご注意下さい。
一回の送金限度額:100万円
一日の送金限度額:100万円
一カ月の送金限度額:200万円
一年間の送金限度額:500万円

海外での着金は、三菱東京UFJのように即日という訳にはいきませんが、ゆうちょ銀行ほど時間はかかりません。サービスの概要や申し込み手順はこちらのページをご覧ください。→ 楽天銀行の海外送金


ゆうちょ銀行で海外送金

ゆうちょ銀行での海外送金 ゆうちょ銀行からも手軽に海外送金が出来ます。しかも手数料2500円という安価なサービスです。 トータルの手数料と手間を考えると、一度きりの送金なら現時点ではゆうちょ銀行がお薦めの方法です。ただし他の銀行と比べ、送金に時間がかかる傾向があるので、急ぎの人には向かない。小さい支店・出張所などでは送金業務を行っていない場合もあります。

ゆうちょ銀行の海外送金フォームゆうちょ銀行での送金は、海外送金を取り扱っている支店のカウンターで依頼フォーム(右画像)をもらい、必要情報を記入して手続きをします。送金には送金者の氏名、住所、マイナンバー等を提示する必要があり、さらに10万円以上の送金では本人確認のための身分証明書が必要です。

ゆうちょ銀行に口座を持っている場合は、口座から直接送金をする事が出来ます。持っていない場合は、「現金」を窓口まで直接持参しましょう。為替レートはその日の正午に更新されます。

ゆうちょ銀行での送金では、送金処理の過程で中継銀行の手数料が引かれる可能性があります。送金先にぴったりの金額を届ける必要がある場合は、中継銀行の手数料もカウンターで払う必要があります。

なお、ゆうちょ銀行ではスタッフが海外送金の知識に乏しいケースが多くみられます。必要な情報を渡しているはずなのに、情報が足りない・・と言われるケースもあります。その場合は埒が明かないので、送金の取り扱いに慣れている大きめの郵便局へ行く方がいいかもしれません。


ちなみにゆうちょ銀行では、国際送金サービスとして「住所あて送金」「口座あて送金」という2種類が用意されており、後者の「口座あて送金」がいわゆる海外送金にあたるサービスです。
一方「住所あて送金」とは、いわゆるマネーオーダー、国際郵便為替(International Postal Money Order)の事を言います。簡単に言うと現金を郵便で海外に送るようなものですが、現金を郵送する事は禁止されているので、為替(マネーオーダー)という為替証書にお金を差し替えて、郵便で送り先の住所へ直接送ります。受取人は、郵便局などへ行って、お金に換える事が出来ます。留学生がこのサービスを使う事は滅多にないので、詳しい説明はここでは割愛します。

ゴーレミット

新生銀行はロイズTSB銀行が元々提供していたGOロイズ(ゴーロイズ)海外送金サービスの事業譲渡をうけ、海外送金の手数料を一律2,000円にしたゴーレミット海外送金サービスを提供しています。(ちなみに新生銀行は通常の海外送金も提供しており、そちらは4000円の手数料です)

手数料の安さだけで無く、登録方法や海外送金手続きが簡単でお勧めです。特に便利なのは、一度登録しておけば、その後は指定口座へお金を振り込むだけで勝手に指定の海外銀行へ海外送金をしてくれる(手数料は自動で引かれる)点です。大学留学など長期留学の人へ送金する場合には便利ですね。留学生用に手続きの流れをわかりやすく説明しているのでこれもGOOD。

サービス概要

  • 登録は書類手続きのみでOK(専用の口座開設は必要無し)
  • 送金手続きは指定口座へ振り込むだけ
  • 送金先の口座は登録時に決め(複数の口座指定が可能)、その後も固定
  • 送金一回の手数料は2000円
  • 手数料(2000円+被送金側手数料)は送金金額から自動的にひかれる
  • 送金する人は日本にいる事が条件です。自分が海外に居るなら、家族に登録してもらいましょう。

申し込み

ゴーレミットを利用するには、事前に登録(無料)が必要となります。
申し込みの流れはこちらに説明されています。

オンラインで必要情報を入力すると記入済みのPDFが出来上がるのでそれをプリントするか、
初めから申込書をダウンロードして自分で記入するか、どちらかの方法となります。
申込書には記入例もあるので、わかりやすいです。
送金先の口座情報も記入するので、あらかじめ確認しておきましょう。申込書が完成したら郵送します。

本人確認書類(詳細はhttp://www.shinseibank.com/goremit/individuals/identification.htmlをご覧下さい)
公的書類のコピー+公共料金の領収書や請求書の原本、又は公的書類の原本。
マイナンバーの提示が必要です。

郵送後、受理されれば1~2週間程度で登録完了の通知が送られてきます。
※登録者本人は日本在住という条件があります。本人確認の電話が来ることもありますのでご注意下さい。
現在海外にいる場合は、家族などの名義で口座を作るとよいでしょう。

送金方法

申し込みが受け付けられると、送金のための情報が送られてきます。
その書類には新生銀行の口座番号が書かれています。
これがあなたの送金用口座で、ここにお金を入金すれば、自動的に指定の海外口座へ送金されます。
(国内振込み手数料が必要な場合は自己負担です)
午後3時までに入金確認された振込円資金は同日付けにて送金されます。(円建て送金の場合は12時まで)
入金額から送金手数料が自動的に引かれますのでご注意を。
また送金後の現地通貨の額は指定出来ないので、指定したい場合はその日のレートから逆算した日本円を入金します。
HPでその日の為替レートが表示されているので、これに基づいて計算します。
ここで2000円+受け取り銀行の手数料を送金額に加える事を忘れないようにしましょう。